コラム

相談員をさせていただいております

こんにちは、広島市保育士・保育所サポートセンター相談員の吉岡といいます。職種は心理(公認心理師)です。

広島市保育士・保育所サポートセンターは、広島市内で保育士の皆さんが、より健やかに働き続けることを目的に、広島市から委託され、私保協事務局内に設置された無料相談の場です。

令和4年4月から縁あって、当センターの相談員として、週3日非常勤で来させていただいております。

現在、当センターで勤務させていただいておりますのは、以下のような思いがあるからです。

これまで長年、広島市関連施設で、心理職として、面接相談や発達検査などを通じてお子さまや保護者の方に携わる仕事をさせてもらっておりました。療育センターでは、ありがたい事に、施設支援という園訪問の機会もいただいていました。

実際の園訪問では、対象のお子さまだけ拝見する訳ではなく、クラス担任の先生や、クラスメートのお子さん、場合によっては隣クラスや他の学年の様子も拝見することになります。集団生活ですから、当然そうです。そこでの様々な光景は、毎回異なっており、毎回さまざまな気持ちを、私にもたらしてくれました。ハラハラしたり、温かい気持ちになったり、先生方の頑張りに、頭が下がる思いで一杯になったり。また、お子さんを叱っている先生が、きっと心の中ではご自身が、涙を流して一番悲しんでおられるのではなかろうか…、と感じて辛くなったこともあります。

現在、サポートセンターの相談員として、園へ訪問させていただいた際にも、毎回、さまざまな思いをいただいています。とはいえ、いつも共通して感じることがあります。

やはり保育士自身が健康であること。それが、なにより大切であるという事です。

保育士さん一人一人が、元気で柔軟な心を保ち、職場仲間とコミュニケーションがとれることで、きっとお子さんにも良い影響が及ぶだろうと思います。

対応の難しいお子さんや、保護者とのやりとりについて、仕事と家庭の両立や、職場の人間関係など、もし一人だけで抱えておられることがありましたら、サポートセンターをご利用ください。お話をお伺いし、一緒に考えます。 保育のお仕事は、とても忙しく大変です。一方で大きな喜びが得られる、すばらしい仕事です。保育士の皆様の一助になれば幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。